【マンガで解説!脂肪肝②】 症状がない脂肪肝を見つける方法とは?
最終更新日:2020.10.22
沈黙の臓器・肝臓の異常は健康診断で見つけよう!
肝臓は「沈黙の臓器」と言われているように異常があっても症状にあらわれません。脂肪肝を見つけるには健康診断が必須。どんな数値をチェックすればいいのか、イシ先生に教えてもらいましょう。

イシ先生のひとこと
- AST(GOT)、ALT(GPT)はいずれも肝細胞の一種で、肝臓に障害が起こって肝細胞が壊れると、血液中に流れる量が増えるため、数値が上昇します。

まとめ
- 脂肪肝は症状がありません。放置するのではなく、健康診断で見つけましょう。
- 健康診断でチェックすべき値は、中性脂肪、LDLコレステロール、ALT(GPT)、AST(GPT)です。早期発見には腹部超音波(エコー)検査も有効です。
- メタボリックシンドロームと診断された人も脂肪肝の可能性があります。腹部CT検査や腹部超音波検査などで調べましょう。
作画:よしはな
監修:横浜市立大学講師・医学博士 梅村将就
※症例は特定の個人の実症例にもとづいたものではなく、医師の経験から起こりうる症例を作成しています。また、本症例作成時点での情報であり、現時点での標準治療や医療機関で行われている最新治療とは異なる場合があります。