【マンガで解説!糖尿病③】 糖尿病は予防できる! まずはどの数値を見ればいい?
最終更新日:2020.9.17
糖尿病予防のために「血糖値」と「HbA1c」の数値を把握しよう
糖尿病を予防するには、健康診断での数値のチェックが大切です。そこで知っておきたいのが「血糖値」と「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」のこと。血糖値なら知っているけど、HbA1cは知らない……という人もいるかもしれません。イシ先生の解説を読んで糖尿病の予防に役立てましょう。


イシ先生のひとこと
- 血糖は食事の影響を受けるのに対して、HbA1cはだいたい2カ月ぐらいの血糖を反映するので、直前の食事の影響を受けにくい糖尿病の指標として検査でよく利用されています。

まとめ
- 糖尿病を予防するには、健康診断を受けて「血糖値」と「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の値をチェックしてください。
- 血糖値を見ることで「血糖値が高いかどうか」、HbA1c値で「それが続いていないか」を見ています。空腹時の血糖値が126㎎/dL以上、HbA1cの値が6.5%以上などの検査結果と問診結果を総合して糖尿病を判断します。
- 2型糖尿病の治療法は、運動療法、食事療法、薬物療法の3つです。糖尿病は初期の段階なら生活習慣を正せば元の数値に戻せるので、健康診断での数値の確認を欠かさないようにしましょう。
文:Open Doctors編集部
作画:よしはな
監修:横浜市立大学 医学部 講師・医学博士 梅村将就
※症例は特定の個人の実症例にもとづいたものではなく、医師の経験から起こりうる症例を作成しています。また、本症例作成時点での情報であり、現時点での標準治療や医療機関で行われている最新治療とは異なる場合があります。