転んだだけなのに……。手首の骨を粉砕骨折
最終更新日:2019.10.9
マンガで読む骨粗しょう症の症例:小松原君枝さん(仮名)68歳女性の場合
手芸が趣味の小松原さん(仮名)は、孫のために指人形を制作中。ある昼下がり、友人たちとお茶を飲んでいると、突然雨が降り出した。急いで洗濯物を取り込むが、コードに足を引っかけ派手に転倒。「橈骨(とうこつ)」という手首の骨を粉砕骨折しており、全身麻酔での手術が必要だという。医師によれば、骨粗しょう症の可能性もあるというのだが……。









まとめ:骨粗しょう症の症状・検査・治療
- 転倒など軽い衝撃が加わっただけで骨折した場合、すでに骨粗しょう症になっている可能性も。
- 骨粗しょう症で骨折しやすいのは、背骨・脚の付け根・手首の3カ所。腕の付け根も折れやすい。
- 骨粗しょう症は知らない間に進行する。定期的に骨密度を測定し、骨の健康を保つよう心掛ける。
- 特に閉経後の女性は骨がもろくなりやすい。1年に1回は骨密度を測定したほうがよい。
- 骨粗しょう症治療の目的は骨折予防。食事・運動・薬による治療を組み合わせ骨密度を上げる。
作画:ぐっちぃ
監修:横浜医療科学研究所
※症例は特定の個人の実症例にもとづいたものではなく、医師の経験から起こりうる症例を作成しています。また、本症例作成時点での情報であり、現時点での標準治療や医療機関で行われている最新治療とは異なる場合があります。