背中に「杭が刺さるような」激痛(58歳女性)
最終更新日:2018.11.20
マンガで読む大動脈解離の症例:磯貝郁子さん(仮名)58歳女性の場合
夫婦で食堂を経営する磯貝さん(仮名)。高血圧で10年以上クリニックに通っているが、忙しさにかまけて血圧測定や服薬はサボりがち。里帰り中の娘に叱られながらふとテレビをつけた瞬間、背中に「杭が刺さるような」激痛が! 痛みのあまり倒れこみ、救急車で搬送されることに……。









まとめ:大動脈解離の症状・検査・治療
- 背中や胸に立っていられないほどの痛みを感じた場合、大動脈解離の可能性も。
- 大動脈解離とは、大動脈の壁(内膜)が裂ける病気。高血圧や動脈硬化と密接な関係がある。
- 解離が起きている箇所によっては、緊急手術が必要になることもある。
- 高血圧の人はきちんと服薬・血圧測定をし、血圧をコントロールすることが大切である。
- 排便時のいきみや入浴による急な温度変化などは、血圧が変動しやすいので注意が必要。
作画:ぐっちぃ
監修医師:横浜市立大学教授・医学博士/石川 義弘
※症例は特定の個人の実症例にもとづいたものではなく、医師の経験から起こりうる症例を作成しています。また、本症例作成時点での情報であり、現時点での標準治療や医療機関で行われている最新治療とは異なる場合があります。