ピロリ菌は除菌せず。5年後に胃がん発覚
最終更新日:2019.10.9
マンガで読む胃がんの症例:藤原宏保さん(仮名)54歳男性の場合
54歳の藤原さんは、32歳のとき十二指腸潰瘍(かいよう)と診断され、症状が出るたびに胃酸を抑える薬を飲んでいました。5年前に胃カメラを受けたとき、ピロリ菌に感染していることが分かりましたが、仕事が忙しく、除菌治療は行いませんでした。ある日、「ピロリ菌感染を放置すると、がんになる」という記事を発見。医師にも同じようなことを言われていたような……。ふと心配になった藤原さん、「久しぶりに胃カメラ検査を受けておこうか」という気になり、週末にクリニックを受診しました。
















まとめ:胃がんの症状・検査・治療
- 十二指腸潰瘍(かいよう)や胃潰瘍になったことがある人は、ピロリ菌に感染している場合もあります。ピロリ菌に感染しているかどうか、一度は検査を受けましょう。
- 胃がんの原因はピロリ菌であるということが分かっています。ピロリ菌の除菌治療を受けることで、胃がん発症の予防が期待できます。
文:Open Doctors編集部
作画:浅海 司
監修:横浜医療科学研究所
※症例は特定の個人の実症例にもとづいたものではなく、医師の経験から起こりうる症例を作成しています。また、本症例作成時点での情報であり、現時点での標準治療や医療機関で行われている最新治療とは異なる場合があります。