【マンガで解説!糖尿病②】 糖尿病は糖が血管を傷つける恐ろしい「血管病」!
最終更新日:2020.9.10
食べすぎが内蔵や血管をいじめている? これが糖尿病のメカニズム
「国民病」と言われる糖尿病ですが、実態は恐ろしい「血管病」。ごはんの食べすぎがどのように血管や内蔵を痛めつけているのでしょうか?イシ先生にわかりやすく説明してもらいます。


イシ先生のひとこと
- インスリンの作用が十分に発揮できない状態を「インスリン抵抗性」といいます。原因としては、遺伝、肥満、運動不足、高脂肪食、ストレスなどが挙げられます。

まとめ
- 糖尿病は血糖値(血液中の糖の割合)が高い状態が続くことです。99mg/dL以下なら正常ですが、100~125㎎/dLなら要注意、126㎎/dL以上は異常となります。
- 血糖値が高い状態が続くと、インスリンの量が減少して血糖値を下げることができなくなり、血管が「砂糖漬け」の状態になって動脈硬化が進行します。血管の障害が網膜で起これば失明につながり、腎臓で起これば腎不全を引き起こします。
- 糖尿病には遺伝も関係しています。両親のどちらかが糖尿病なら注意が必要です。
文:Open Doctors編集部
作画:よしはな
監修:横浜市立大学 医学部 講師・医学博士 梅村将就
※症例は特定の個人の実症例にもとづいたものではなく、医師の経験から起こりうる症例を作成しています。また、本症例作成時点での情報であり、現時点での標準治療や医療機関で行われている最新治療とは異なる場合があります。